Special Lesson 4 - 数値型変数の種類

数値型変数には,以下の種類があります。型の名称は,Lesson 3で述べた通り大文字小文字を区別しません。

変数の型名表す値データ量
Integer符号付きの整数-215 〜 215 - 116ビット
Long-231 〜 231 - 132ビット
Byte符号なしの整数0 〜 28 - 18ビット
Word0 〜 216 - 116ビット
DWord0 〜 232 - 132ビット
Single実数(小数)-3.4×1038 〜 3.4×1038
有効数字が2進法で23桁(10進法で6桁)
32ビット
Double-1.7×10308 〜 1.7×10308
有効数字が2進法で52桁(10進法で15桁)
64ビット

ちなみに

それぞれの値について

浮動小数点方式は内部では数値を2進法で格納しているため(2進法の詳細はSpecial Lesson 6にて),10進法で計算していて誤差が生じない所でも誤差が生じる場合があります。
例えば,以下のプログラムを見て下さい。

#prompt
Dim s As Single, d As Double
s=0.1
d=s
Print d

これを実行すると

0.100000001490116

と表示されます。

2進法では 0.1(10進) = 0.0001100110011001・・・(2進) と無限小数になるため,コンピュータ上で正確に表せず,このような誤差が生じ得ます。

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